xshoji's blog

AmpCodeの広告付き無料プランの1日のクレジットでできること:smartモードとrushモードの比較

目次

はじめに

ampcodeには、3つのモードがある。

agent-modes - Owner’s Manual - Amp
https://ampcode.com/manual#agent-modes

今回はsmartモードとrushモードで「1日($10)でどこまで作れるのか」っていうのが気になって検証してしまった。深夜2時に。

実装させるアプリの題材はわりと真面目なやつで、社内外ナレッジ共有アプリ。Next.jsで、投稿あって、コメントあって、認証あって、管理画面もあって、みたいなやつ。純粋な実装コストだけをみたかったので、最初の要件はあらかじめ用意しておきコストに含めず、それぞれファイル0の状態から同じ要件を伝えて開発させた。あと、サーバーサイドを混ぜると検証がややこしくなるので今回はフロントエンドの実装に絞って開発させることにした。

ちなみに、今回の検証時点でのモデルは

  • smartモード: Claude Opus 4.6
  • rushモード: Claude Haiku 4.5

となっている。

まずsmartモード

計画立ててくださいで0.66ドル。ここまではまあいい。create-next-appして、型定義して、認証と投稿機能作って、なんやかんやで一通り完成。ここまでで4ドル弱。一通り作って4ドルだから、まあ安いなって感じ。

ただ、デザインが黒背景に黒文字。超絶ダークモード。

直してもらって、マイページ未実装なのを突っ込んで、管理画面追加して、/adminがリダイレクト地獄になってるのをデバッグして、UIを一般公開レベルに引き上げろと無茶振りして、改善項目を一個ずつやらせて……。

気づいたら10ドル超えてた。

# 最終的なコード行数
45 files changed +2949 ~15 -67

最後、記事の新規作成ができないという基本機能が動いていない致命的なバグがあったが、コスト上限で直せず。

ただまぁ、なんか、終始ちゃんとやってくれてる感じはあった。丁寧。堅実。1回の指示に対する完成度は高い。

ただし、やっぱり単純な指示であっても、コストが消費されてるなと感じるタイミングが何度かあった。

指示の内容とかかったコストをまとめておく。

指示内容コスト($)
実装計画0.66
プロジェクト初期化0.81
型定義・ユーティリティ・共通コンポーネント1.98
認証・投稿の基礎実装3.16
全実装完了3.92
デザイン見直し4.18
マイページ実装4.62
管理画面の実装計画5.22
管理画面実装(既存修正)5.91
管理画面実装(全ファイル作成)6.55
/admin不具合調査7.19
リダイレクト問題対応7.59
全体デザイン再設計8.44
改善項目1対応9.13
改善項目2対応9.70
新規投稿ボタン不具合10.23

次の日はrushモード

計画立ててください。0.04ドル。

安っ。

実装お願いします。0.59ドル。23 files changed。1860行追加。

とにかく作業が早い。

ただ、初期のUIはめっちゃひどかった。CSSどこ行った。でも安い。とにかく安い。牛丼より安い。

デザイン改善の提案も一瞬で、ちゃんと考えてるのか不安になる速度。ただ、修正させてみると、Tailwindのバージョンでエラー吐きまくりながらも、最終的に出てきたUIが、普通に綺麗。

Haiku…いけますね。

そこからはもう、追加したい機能を思いつく限り指示してやりたい放題。

ログイン後の表示変えろ。管理画面追加しろ。Hydrationエラー直せ。admin自動生成しろ。初期データ100件入れろ。リアクション追加しろ。スレッド機能つけろ。メンション通知つけろ。スペース入りユーザー名対応しろ。DM機能をLINEみたいにしろ。

実装は早いが、エラーは出る。出まくる。Hydration failed地獄。SSRとClientのズレ。metadataがどうとか。ビルドエラーとの殴り合い。ただ、殴れば直る。方向修正すればついてくる。

コンテキスト上限は流石にsmartモードよりも小さいためコスト半分くらいのところで一度99%に。一回/newでリセットしてまた殴るを続けました。

最終的に、モリモリに要件を盛り込んで9ドルちょい。

# 最終的なコード行数(一度リセットしてるので、2つのスレッドに分かれてる)
+1826-172~154, 18 messages, 132 tool uses ampcode_rush
+6320-18~18, 11 messages, 109 tool uses ampcode_rush

体感でsmartモードに比べてrushモードは4〜5倍は作業させられると感じた。smartが熟練エンジニアなら、rushはタフで安いジュニア大量投入みたいな感じ。ミスるけど、数で殴れる。しかも安い。

あまりに安かったので、ロゴ生成とかfaviconとか、実装外の作業もやらせてしまった。そんな余裕があるのも地味に熱い。コスト上限に到達した頃、気づいたらすごくリッチな見た目になっていた。

趣味で0から個人サービス作るなら、amp freeでrush回して方向だけちゃんと握っておけば、全然戦える気がした。

こっちも指示の内容とかかったコストをまとめておく。

指示内容コスト($)
実装計画0.04
初回実装0.59
デザイン改修提案0.67
Tailwind対応など1.58
ログイン後UI修正1.92
管理画面追加2.4
Hydrationエラー対応①2.75
admin自動初期化3.34
Hydrationエラー対応②3.76
Hydrationエラー対応③4.03
/admin修正方針4.13
案1で修正4.21
ロゴ生成4.46
favicon生成4.67
ヘッダーアイコン差し替え4.72
コメントリアクション4.92
エラー対応5.06
投稿検索機能5.25
初期データ自動生成5.48
コメント数初期化修正5.62
装飾モード追加6.02
一覧HTML修正6.25
一覧で装飾表示6.36
コメントスレッド6.74
メンション通知7.25
スペース入りユーザー対応7.56
@Admin通知調査7.77
DM機能9.49

おまけ:サービスロゴやfaviconの生成について

painter - Owner’s Manual - Amp
https://ampcode.com/manual#painter

ampcodeは、画像生成の機能も提供されているので、実装しながら画像が欲しいなと思ったらその場で生成させることができるのも地味に便利だった。今の時代どこでも画像作れはするけど、開発する体験の中でロゴとかfaviconなどのアセットを一緒に生成できるのは嬉しい。